★ホンダが開発した次世代一輪車に世界も注目
ホンダが開発した新しい移動ツールの試作機が24日に発表されて注目を集めたが、同社はユーチューブ(YouTube)で世界に向けてこのツールの特徴や試乗の様子を公開しており、人気を集めている。
このたび発表されたパーソナルモビリティ(個人移動ツール)は、「U3?X」と名づけられた一輪車タイプの乗り物だ。一見乗り物のようには見えない、ピーナッツの殻を薄っぺらくしたようなフォルムにはシートとステップが折りたたまれており、これを開く事で乗車できる。「ASIMO」開発で培ったバランス制御システムと、世界初といわれる全方位駆動車輪機構によって、乗り手が体重移動するだけで発進や停止、前進後退はもちろんの事、左右の平行移動、斜め移動もできるようになっているというスグレモノだ。しかも、バランスシステムの働きによって、停車中も倒れることがないという。
YouTubeには海外向けに、英語による紹介とともに「U3?X」のデモンストレーション映像や車輪の機構についての説明動画を掲載されており、約2日間で約40万回再生されている。コメントでは画期的な乗り物の開発に対して純粋に驚きや賞賛を表すものや「車椅子代わりになるのでは」「おばあちゃんに使わせたい」といった実用化を望む声がある一方で、「歩いたほうが速い」「ああ神様、人類はまた一歩怠惰の道を歩んでしまいました」「肥満社会がさらに進む」「もっとスピードが出るなら欲しいけど」といった冷ややかな意見も多く見られた。また、これらの否定的な意見は、自国開発された電動立ち乗り二輪車「セグウェイ」の自負があるアメリカのユーザーによるものだとコメントする日本人ユーザーも見られた。
「U3?X」は、10月24日に開幕する「東京モーターショー2009」に出展される予定となっているが、現在のところ実用化については未定であるとのことである。さまざまな可能性を秘めたコンパクトでスムーズな全方位移動ツールが今後どのように進化し、実用化されていくかが楽しみだ。
※サーチナより引用
★ウォークマンがiPod猛追 ソニー再生へ原点回帰
国内携帯音楽プレーヤー市場で、独走する米アップルの「iPod(アイポッド)」をソニーの「ウォークマン」が猛追している。8、9月に週間単位でソニーがアップルを逆転し初の首位に立ち、月間シェアでも僅差に迫っている。アップルは10日にビデオカメラ機能を備えた新機種を発売。ソニーも10月10日から新機種を順次投入する。“本家”の威信をかけて復権を目指すソニーと、“王者”の地位を不動のものにしたいアップル。年末商戦でのシェア争奪戦のヒートアップは必至だ。
[フォト]対決! ストリンガー社長vsジョブズCEO
■ジョブズ氏に対抗心
「ホームグラウンドの日本で勝つことが、グローバル市場でのさらなる成功につながる」
16日に東京・銀座のソニービルで行われた新型ウォークマンの発表会。急遽(きゆうきよ)駆けつけたハワード・ストリンガー会長兼社長は、新機種を手に力を込めた。
普段、マスコミの前にほとんど姿を見せることのないストリンガー長の“飛び入り参加”は、アップルのスティーブ・ジョブスCEO(最高経営責任者)へのライバル心との見方がもっぱらだ。
ジョブスCEOが肝臓移植手術後、初の復帰の場として選んだのが、1週間前に行われたアイポッドの新機種発表会だった。カリスマ経営者によるトップセールスの威力は大きい。ヒット商品の不在に泣くソニーのストリンガー会長としても、黙っているわけにはいかなかったようだ。
「われわれの思いがこもった大事な製品。ウォークマンが元気にならなければだめだ」(幹部社員)
ソニー・ブランドを世界に広め、今年7月に発売30周年を迎えたウォークマンへの思い入れは、半端ではない。
■初の首位奪回
2001年に世界発売された新参のアイポッドの後塵(こうじん)を拝し続けてきたウォークマンだが、ここにきて猛烈に巻き返している。
市場調査会社のBCNによると、8月最終週(8月24?30日)と9月第1週(31日?9月6日)に、国内の市場シェアでソニーがアイポッドを初めて上回った。社内では「快挙を喜び合うメールが飛び交った」(ソニー社員)という。
業界では「新機種の発売を控えたアイポッドの買い控えが最大の要因」(関係者)といわれ、9月第2、第3週は、アップルが首位に返り咲いた。
それでも、8月の月間シェアはアップルの45・0%に対し、ソニーは41・1%。昨年10月には、61・8%対24・7%という大差を付けられていたが、徐々に手が届くところまで追い上げてきた。
それだけに、10月に発売する新機種への期待は大きい。上位モデルで動画を楽しめる「Aシリーズ」(想定価格2万5千円前後)は、画面サイズを従来の2・4型から2・8型にひと回り大きくする一方で、厚さはウォークマン史上で最も薄い約7・2ミリを実現。ノイズ除去機能を強化しクリアな音を追究した。
普及モデルの「Sシリーズ」(同1万4千円前後)も含め、歌詞表示や語学学習などの新機能を搭載。ボディーとボタンの配色を変えるなどデザイン性も重視した。
■奪われた“お株”
アップルが発売した主力モデル「アイポッド ナノ」の新機種も強力だ。カメラや歩数計などの新機能を採用。撮影した動画をその場で鑑賞したり、歩数計のデータをネットにつなげて健康管理に活用できるなど、新しい楽しみ方を満載している。
国内販売価格も16ギガバイトモデルで2万3800円から1万7800円に値下げし、実売価格でウォークマンよりも2?3割高かった弱点も克服した。
アイポッドの最大の強みは、単に音楽を聴くだけでなく、映像やゲームなど多様なコンテンツを取り込むことができるサービスを提供し携帯音楽プレーヤーの枠を超えたことにある。
かつてのウォークマンも音楽をいつも持ち歩けるようにし、人々のライフスタイルを大きく変えるインパクトがあった。
「自由な発想で、ユーザーの視点に立って製品を開発するというソニーのお株をアップルに奪われた」と、あるOBは悔やむ。
平成21年3月期に14年ぶりの最終赤字(989億円)に転落し、22年3月期も1200億円の赤字を見込むソニー。「トランジスタラジオの音から始まった会社」という原点に回帰し、ウォークマンを再生の象徴と位置づけ、アイポッドに挑む。
※産経新聞より引用