★携帯の絵本動画 お母さんも安心で人気
NHKが落語アニメを放送後に携帯動画サイトに配信し、コロムビアミュージックエンタテインメントも絵本動画の配信を始めた。有害サイトが問題となる中で、母親らから「安心して見せられる」と人気が高まっている。(三宅陽子)
■古典落語を丸暗記
NHK教育テレビは3年前から「えほん寄席」と題し、絵本作家などが絵にした古典落語をアニメ化。漫画家の松本零士さんが描き、落語家の春風亭柳橋さんが声を担当した「代脈」など、計60本を放送してきた。2日からは新作10本も放送する。1本5分ほどで、視聴者から「3歳の子が(市販化DVDを見て)作品を丸暗記し、小学校に上がるころには自分で本が読めるようになった」などの反響が寄せられている。
そこでNHKエデュケーショナルが昨年12月から、ドコモとソフトバンク向け携帯動画サイト「エッグタウン」で、放送した作品を月替わりで5本ずつ配信(月額525円)。会員数はまだ少ないが、1年後にはサイト全体で3万人の獲得をめざすという。
コロムビアミュージックエンタテインメントも昨年12月、ドコモ向けサイト「絵本アニメ屋さん」を開設。「うずらちゃんのかくれんぼ」「だいじょうぶだいじょうぶ」といった文部科学省認定ビデオなど、約100本(1本5?8分)の動画を配信している。
■会員数は「出だし好調」
ともに動画対応端末でパケット定額サービス利用者に限られるが、評判は口コミで広がり、開始1カ月の会員は約300件と「出だしは好調」(同社デジタル事業部)。今後は「ノンタン」シリーズなど人気コンテンツも加え充実を図る。
2歳児の母で自らも愛用者という同社経営企画部の井澤知子さん(41)は「外出先や朝の忙しい時間など、子供が飽きて泣くタイミングに見せるのに便利。子供は音に敏感でお気に入りは集中して見入る」と話している。
※産経新聞より引用
★ユーチューブにチャンネル 厚労省、動画で国民にPR
厚生労働省は今月、インターネット上の動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」に公式チャンネルを開設する。政策を分かりやすく伝えるのが狙い。年金、医療などの問題で批判にさらされがちな厚労省が、動画で国民の理解を得ようという試みだが、ユーチューブで政策などのPRを既に始めている他省庁では、閲覧者数の伸び悩みが課題になっている。果たして、もくろみ通りの効果は得られるか…。
ユーチューブは、米インターネット検索大手、グーグル傘下のサービスサイトで、自由に無料で動画の配信、閲覧ができる。国内だけで月間1000万人以上の利用者があり、若年層を中心に人気がある。
厚労省は、後期高齢者医療制度など世間の関心が高い施策や新しく始める施策について、担当課長が説明する様子を撮影した映像や、舛添要一厚労相のメッセージ映像を流すことを検討している。大学教授など有識者による制度説明のほか、親の介護経験がある有名人のインタビューの動画配信なども行いたいという。
ユーチューブは、文部科学省、防衛省、農林水産省などが利用を始めているが、アクセス数が低調なケースも少なくない。
最も早く取り組みを始めた文科省は大臣あいさつなどを配信中。ただ予算説明といった「硬い」動画はアクセス数が1000?5000件台にとどまっている。
「利用者に若い世代が多いからなのか内容によってアクセス数に差が出る」と担当者。当初の目的だった政策紹介の動画も数えるほどしか掲載できていないという。
インド洋での補給活動に関する動画を掲載する防衛省でも、アクセス数は5000?6000件台が中心。大臣などの会見を主に配信する農水省では100件に満たないケースもある。
ただ、内容によってアクセスが集中するケースもある。文科省で掲載した小泉今日子さんへの音楽などをテーマにしたインタビューや、農水省の「食」に関する話題については、アクセス数が1万を超えた。
厚労省は「2?3週間に1回は動画を掲載していきたい」と意気込みを語るが、国民の理解を獲得するには、動画の内容次第といえそうだ。
※産経新聞より引用